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For Immediate Release: Thursday, May 19, 2022

アメリカ合衆国国勢調査局が州およびコロンビア特別区の2020年過小過大評価率を公開

Press Release Number CB22-CN.08 Japanese / 日本語

全国の国勢調査業務別カバー率も現在入手可能に

2022年5月19日 — アメリカ合衆国国勢調査局は本日、計数後調査(PES、英語の略語より)により判明した州およびコロンビア特別区の2020年国勢調査推定過小過大評価率を公開しました。また、国勢調査業務別推定カバー率も本日公開されました。これには、自己回答の方法別、および未回答世帯追跡調査業務における回答者のタイプ別のカバー率が含まれます。

「今回の国勢調査でアメリカ合衆国に住む人全員を数える取り組みにおいて国勢調査局の州ごとの実績はどうだったかを理解する上で、これらのPES推定値の公開が役立ちます」と、国勢調査局長Robert L. Santosは述べています。「透明性は科学的公正性の重要な一面です。これらの結果を公衆に公開するのはそのためです。2020年国勢調査品質指標PES、および今年すでに公開された人口統計分析を含む評価は、2020年国勢調査の計数の品質について貴重な情報を提供します。人口の『真の数』というものは存在しないため、評価はどれも単独では決定的と見なすことはできませんが、本日のPES結果は一部の州で過小評価または過大評価があったことを示唆するものです」

PES推定値は、2020年国勢調査で国のすべての人がどれだけきちんと数えられたかを示すもので、2020年4月1日にアメリカ合衆国に住んでいた人(介護施設(老人ホームやグループホーム)や大学の寮など集団住居に住む人々、およびアラスカ遠隔地域に住む人々を除く)の数を独自に推定し、アメリカ合衆国内の世帯構成員の標本を調査し、その回答を2020年国勢調査の記録と照合することにより作成します。

「全50州とコロンビア特別区において正確な数を達成することはどのような場合であっても困難な取り組みですが、2020年においても、特に前例のない難局に直面したことから困難であったことが、これらの結果から明らかになりました」とSantos局長はさらに述べています。「2020年国勢調査の総人口数の品質は堅牢であり最近の国勢調査と一貫性があるということを念頭に置くことは重要です。しかし、アメリカ合衆国全体を均等にカバーできるよう将来の国勢調査を計画する上でさらに作業が必要になることは分かっており、国勢調査局はその目標を達成するためあらゆる障害を乗り越えるよう努めています」

今回の公開には以下が含まれます:

  • 州、コロンビア特別区(州相当)、および地域の過小・過大評価推定値。
  • 正しい、誤っている、または十分な情報がなくてどちらとも確定できない国勢調査記録の割合を推定することを目的とした、州およびコロンビア特別区のカバレージ構成要素。これには、正しい計数、誤った計数、全人的インピュテーション(補定)、脱漏が含まれます。
  • 全国の国勢調査カバレージ構成要素:方法(インターネット、電話、紙)別自己回答を含む、国勢調査業務および方法別の正しいまたは誤った計数および全人的インピュテーション、および計数タイプ別の未回答世帯追跡調査。

主な結果:

  • 推定される統計的に有意な過小評価または過大評価がなかった州(または州相当の地域)の数は37でした。
  • 過小評価または過大評価(統計的にゼロとは異なる純カバレージエラー、つまり過小評価または過大評価されていたということ)があったと推定される州(または州相当の地域)の数は14でした。
    • 過小評価:アーカンソー州(-5.04%)、フロリダ州(-3.48%)、イリノイ州(-1.97%)、ミシシッピ州(-4.11%)、テネシー州(-4.78%)、テキサス州(-1.92%)。
    • 過大評価:デラウェア州(+5.45%)、ハワイ州(+6.79%)、マサチューセッツ州(+2.24%)、ミネソタ州(+3.84%)、ニューヨーク州(+3.44%)、オハイオ州(+1.49%)、ロードアイランド州(+5.05%)、ユタ州(+2.59%)。
    • すべての州およびコロンビア特別区のカバレージの表示については、データ視覚化をご覧ください。
    • 2010年と2020年のPES推定値については、付録のPES報告書16ページの表 3を参考としてご覧ください。ただし、2020年州レベル純カバレージエラーと許容エラーの推定に使う方法は改善されていますのでご注意ください。これらの改善が行われた目的は、州カバレージ推定値の偏りを減らし、推定値のサンプリングエラーをより正確に測定することです。つまり、推定値のこのような比較は2つの異なるエラーおよび不確実性の発生源の影響を受け、参考にはなっても、決定的と見なすことはできません。2020年PES調査方法については情報源および正確性に関する声明で詳説しています。
  • 2020年PES推定値の完全なリスト、およびPES推定値における不確実性の各測定値については、計数後調査推定報告書をご覧ください。各推定値について、取り得る値の範囲を反映するサンプリングエラーの測定値が提供されています。推定値は調査標本に基づいているためです。
  • 南部には推定過小評価・過大評価(-1.85%)があり、北東部には推定過小評価・過大評価(+1.71%)がありました。

「2030年国勢調査に向けて業務を計画し資源を割り当てていく上で、これらの結果から貴重な情報を得ることができます」とSantos局長は述べています。

PESは標本規模が限られているため、結果も必然的に限られます。州内の人口統計的特徴または地域によって結果を確実に分類することはできません。なお、2010年PESでも、国勢調査局は州内の人口統計グループ別のカバー率の州推定値を公開できませんでした。2020年PESの標本規模と州下位区分の不偏な推定を行うのに必要な前提を考慮すると、国勢調査局は、郡または場所の推定を2020年PES報告書に含めることもできませんでした。

Santos局長はさらに次のように述べています。「私はキャリアスタッフの尽力に引き続き満足しており、コミュニティパートナーに感謝しています。皆様全員の才能、粘り強さ、そして国勢調査局の使命への献身により、多くの人が可能だと考えていたよりはるかに適切な数を達成することができました」

国勢調査局は3月10日に、PESの初の結果2020年人口統計分析(DA、英語の略語より)の追加結果を公開しました。2020年国勢調査品質指標は、2021年4月26日から公開されました。これらの成果物はともに、2020年国勢調査の品質の理解と2030年国勢調査の計画に役立つ重要なものです。PESの結果の初公開では、全体および人種やヒスパニック系などの人口統計グループ別、また年齢グループや性別による全国人口カバー率推定値が提供されました。DAの結果には、年齢と性別による全国純カバレージエラーの推定値が含まれていました。また、2020年国勢調査の品質指標により、2020年国勢調査業務自体の品質が明らかになりました。

国勢調査局では、州および国勢調査業務によるアメリカ合衆国内の人々の国勢調査カバー率推定値に関する報告書を公開するだけでなく、PESについて人口統計的特徴のインピュテーションの方法および結果を説明した技術報告書も公開しました。PESで人に関する推定に関して未回答エラーを減少させるために使われる方法および結果を説明した技術報告書も公開されています。

住宅ユニットの結果、およびプエルトリコの過小・過大評価率を含むPES推定値の残りは、夏に公開される予定です。

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